【冷蔵保存】冷蔵保存の方法と冷蔵保存が向いている食材をまとめてみた
こんにちは。やさしい食品表示ラボです。
皆さんは、食材の特徴に合わせて保存していますか?
食材には、それぞれの食材に適した保存温度があります。間違った保存方法や保存場所で管理しているとすぐに傷んでしまいます。
今回は、冷蔵保存の方法と冷蔵保存が向いている食材についてまとめていきたいと思います。
本記事で学ぶ内容
- 冷蔵保存の定義・方法がわかる。
- 冷蔵保存が向いている食材がわかる。
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生鮮食品とは?消費期限・保存方法の記載がないのが特徴。
生鮮食品とは、加工食品および添加物以外の食品と定義されております。水洗い、切断、冷凍したものが該当し、食肉を合挽きしたり、ブランチングした上で野菜を冷凍したものは、加工食品になります。
一般消費者向け生鮮食品の表示に消費期限・保存方法の記載なし!!
一般消費者向けの生鮮食品の食品表示例では、必要な表示項目は「名称」と「原産地」になり、スーパーなどの量販店に生鮮食品コーナーを注意深く見てもらえれば、商品の名称・産地・価格しか記載されておりませんね。
生鮮食品を購入しても、適切な保存方法と消費期限がわからなければ腐らせてしまい、家庭での食品ロスにつながってしまいます。
<備考>生鮮食品は3つに分類されるよ
生鮮食品は、水産物、畜産物、農産物に分類されます。それぞれ表示に特徴があり、少しずつ抑えておきましょう。水産物、畜産物、農産物の表示例は下記のページをまとめております。勉強してみましょう。
冷蔵保存と冷蔵保存が向いている食材は?
冷蔵保存とは、基本的に10℃以下での保存が必要な食材を保存することです。生鮮食品の菌を抑えて食品の衛生性を保ちます。
細菌の繁殖を抑え食品の衛生性を保つには、冷蔵する場所により温度設定も異なるので、その食材に適した環境で保存することが一番重要になります。
場所 | 食材 |
チルド室 | 肉や魚などの生鮮食品 |
野菜室 | 低温障害を起こす野菜 |
冷蔵室 | 葉物野菜やきのこ類、乳製品、卵 |
冷蔵保存が向いている食材とは
ほうれん草や小松菜、レタスなどの葉物野菜やきのこ類、新玉ねぎ、洗いにんじん、洗いごぼうなどが挙げられます。また、肉、魚、卵、豆腐も冷蔵保存しましょう。
様々な冷蔵保存方法とは
食品を冷蔵保存する方法を確認していきましょう。
冷蔵する場所により温度設定も異なるので、その食材に適した環境で保存していきましょう。
- 冷蔵室(0~5℃):青菜やきのこ類など5℃前後の保存温度に適した食材を保存しましょう。
- 野菜室(5~10℃):夏野菜など低温障害を起こしやすい野菜や果物を保存しましょう。
- チルド室(0℃):鮮度は保ちたいが、凍らせたくない食材を保存しましょう。
- パーシャル室(-3℃):肉・魚介などの新鮮食材を保存しましょう。鮮度保存効果が高い。
冷蔵保存のポイントとは
食材に適した場所で保存する上で、さらに下記の作業すると鮮度をキープできます。
- 乾いたペーパータオルで包んで冷蔵保存
- エチレンガスの影響を受けないように、袋の口を軽く閉じて冷蔵保存
- 水分をしっかり取ってから冷蔵保存
特に、ポリ袋、ペーパータオル、新聞紙、ラップ、密閉容器、保冷剤などを上手に活用するのがポイントですよ。
まとめ
今回は、冷蔵保存の方法と冷蔵保存が向いている食材についてまとめてみました。
ここがポイント
- 冷蔵保存:基本的に10℃以下での保存が必要な食材を保存すること
- 冷蔵保存が向いている食材:ほうれん草や小松菜、レタスなどの葉物野菜やきのこ類、新玉ねぎ、洗いにんじん、洗いごぼう、肉、魚、卵、豆腐 など